伊王島の馬込教会（沖之島教会）は伊王島大橋が架かる沖之島の丘にある教会で、ゴシック調の白亜の教会です。

馬込教会の正式名称は「聖ミカエル天主堂」と言いますが、そのほかにも沢山の名前を持っている珍しい教会でもあります。「馬込教会」「馬込天主堂」「沖之島教会」「沖之島天主堂」「沖ノ島教会」「沖ノ島天主堂」「沖の島教会」「沖の島天主堂」という、９通りもの名称を持つ国登録有形文化財。

■入場無料　■開館時間10：00～12：00　15：00～17：00（土日祝のみ）
■ライトアップの時間18：00～22：00　■電話095-898-2054

「馬込教会」は別名「沖之島天主堂（沖ノ島）」とも呼ばれ、昭和6年（1931）に建立されたゴシック様式の天主堂です。最初の教会は明治23年（1890）に建てられましたが、台風や落雷などで被害を被り改修不可能となったため建て直された

今まさに朝日が上がろうとしている朝の5：30頃の「馬込教会」は厳かにその姿を現し、敬虔な信者達との儀式に向かう準備をしているようです。

画像は、連絡船の船上から撮った「馬込教会」ですが、昭和の初期に建てられた建物は長年の潮風に晒されてかなり痛んでいる様子が伺えます。

「馬込教会」のライトアップの時間は、18：00～22：00まで実施されていますが、連絡船の上からでもかなりはっきりと見えるような荘厳な姿です。

「馬込教会」へのアクセスは、伊王島大橋を渡り、坂を下ったところから前方丘の上に見えてきますが、自家用車の場合、駐車場が無く、路上駐車も出来ませんので、一番近い伊王島ターミナルの駐車場に停め、徒歩かレンタサイクルで伊王島大橋方向へ向かって下さい。

伊王島大橋を渡り、左の下り道を行くと馬込教会や波止場などの方向に向かいますが、橋を渡り左側の道を少し登ると馬込教会と馬込の港が一望出来るカーブがありますので、ココが全景を撮るには最適な場所です。

馬込教会の少し上にある伊王島幼児園は、明治44年に創設された馬込共同園という女郎屋が前身。この地に当時61歳になる太田エン女と数名の若い女子が神に仕え、労働と子女の教育に献身的な活動をしていました。この地は、今日の保育園と修道院の草分け的存在でした。

伊王島幼児園　住所：長崎県長崎市伊王島町２丁目５１３　電話：095-898-2053

※2016年3月現在、伊王島幼児園は運営母体が純心聖母会から伊王島NPO法人のデイケア「ふるさと」に移っていて「伊王島共生幼児園ふるさと」と言う名称に変わています。