伊王島灯台旧吏員退息所

伊王島灯台旧吏員退息所

伊王島灯台旧吏員退息所

吏員退息所とは、灯台に付属する職員の官舎のことで、伊王島灯台の旧吏員退息所は、明治10年(1877年)明治政府のお雇い外国人R・Hブラントンの設計で建てられた、明治初期の洋風建造物です。(昭和57年7月長崎県指定有形文化財に指定)

■見学無料 ■開館時間9:00~17:00 ■休館日月曜日 ■電話095-898-2011

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■伊王島灯台旧吏員退息所

平屋建て桟瓦葺き、壁体は日本最古の無筋コンクリート造である。

使用されたセメントは舶来品と思われるが、当時は貴重品で石灰などが混入された形跡がある。

砂と砂利は付近の海岸から調達したといわれる。

■伊王島灯台記念館

伊王島灯台記念館は、明治10年に建設され、昭和59年から復元工事を行い、昭和63年に開館。

「遠見台場と伊王島」「洋式灯台の変遷」「伊王島灯台の歴史」「光源の変遷と灯器類」「明治灯台退息所と伊王島灯台退息所」「伊王島灯台に関係ある人物及び文献」の6つのテーマで約150点を展示している。

■初点灯記念額

明治3年に初点灯された事を記念した額がアンティークな暖炉の上に置かれている。

伊王島の冬は北風が冷たく、灯台がある場所は特に強い風が吹く場所なので、宿舎にも本格的な暖炉が必要でした。

■伊王島灯明台

1868年(慶応4年)6月に完成した日本初の鉄造六角形の灯明台の模型。

同年12月に候補地の伊王島を視察した時に「既に鉄造りの頑丈な灯台が建っていた」とプラントンの手記に残されていた。

■明治期と昭和初期のランプ類

明治期の電球やランプなど貴重な資料が展示され、歴史の重みが感じられます。

灯台関係以外にも多数の展示物があり、タイムスリップしたような感じを覚える空間です。

■伊王島灯台旧吏員退息所を補修した時の道具や金具

伊王島灯台旧吏員退息所を修理・改修した時に当時使っていた瓦や雨どいや扉の金具など、貴重な資料として展示されている。

■喜びも悲しみも幾年月(レコード)

「俺ら岬の 燈台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を 祈って 灯をかざす 灯をかざす」

1957年に木下恵介監督による同名の映画の挿入歌としてレコード化された「喜びも悲しみも幾年月」。

燈台守の大変さを歌にしたもので、実際に各地の灯台が舞台となっている。(伊王島灯台は舞台にはなっていない。)

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